国内取引所の選び方。
— five domestic exchanges, compared without ranking.
「結局、どの取引所がいいの?」——これは、はじめての方が最初にぶつかる問いです。本誌は「1 位はここ」というランキングは作りません。代わりに、何を基準に選べばよいか という視点を整理します。基準さえ持てれば、自分に合う 1 社は自分で選べます。
国内には、金融庁に暗号資産交換業者として登録された取引所が複数あります。本誌が継続的に観察しているのは、bitFlyer・Coincheck・bitbank・GMOコイン・SBI VCトレードの 5 社です。どれも登録業者ですが、得意分野や使い勝手には違いがあります。
1. まず、選ぶための「4 つの基準」。
取引所選びは、次の 4 点を見れば十分です。これ以上を最初から比較しようとすると、かえって決められなくなります。
- ① 金融庁の登録があるか:国内で営業する正規の業者かどうか。本誌が扱う 5 社はいずれも登録済みです。
- ② 板取引に対応しているか:コストを抑えたいなら、板取引 に対応しているかが効いてきます。
- ③ 買いたい銘柄を扱っているか:取扱銘柄は取引所ごとに異なります。銘柄図鑑 で各銘柄の取扱状況を確認できます。
- ④ アプリの使いやすさ・サポート:毎日触れるものなので、画面の分かりやすさも長く付き合ううえでは大切です。
2. 5 社の特徴を、中立に。
以下は各社の一般的な特徴の整理です。手数料・取扱銘柄・キャンペーンは変動するため、最新の正確な情報は必ず各社公式サイトでご確認ください。本誌の 取引所比較 ページに、項目別の整理もあります。
bitFlyer
運営の歴史が長く、ビットコインの取引量で知られます。セキュリティ面の実績を重視する利用者に選ばれてきました。
Coincheck
アプリの分かりやすさに定評があり、はじめての方に親しまれています。取扱銘柄数も多めです。マネックスグループが運営しています。
bitbank
板取引に強みがあり、アルトコインの取引量が多いことで知られます。コストを意識して板で売買したい層に向いています。
GMOコイン
東証プライム上場の GMO インターネットグループが運営。板取引・販売所の両方や、各種関連サービスの幅広さが特徴です。
SBI VCトレード
金融大手 SBI グループが運営。グループとしての安心感を重視する利用者に選ばれています。
「どれが一番か」は人によって変わります。コスト重視なら板取引の強い取引所、分かりやすさ重視なら使い慣れたアプリ。自分の優先順位を先に決めるのが、遠回りのようで近道です。
3. 「複数の取引所を使う」という選択肢。
慣れてくると、取引所を 1 つに絞る必要はないことに気づきます。買いたい銘柄を扱っている取引所 を使い分けたり、メインとサブを分けてリスクを分散したりする使い方もあります。口座開設はいずれも無料なので、まず 1 社で始め、必要になったら増やす、という順序で十分です。
4. 開設したら、最初にやること。
取引所を決めたら、本人確認のあとに 二段階認証を必ず有効化 してください。資金を入れる前のこのタイミングが、セキュリティ設定に最適な時間帯です。具体的な手順は 暗号資産、最初の一歩 にまとめています。
まとめ。
取引所選びは、ランキングを暗記することではなく、4 つの基準で自分に合うものを選ぶことです。金融庁登録・板取引・取扱銘柄・使いやすさ。この順に確認すれば、最初の 1 社は迷わず決められます。そして、いつでも増やせます。焦らず、まず 1 社から。
Sources: 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」/ 各取引所公式サイト (2026.06 取得)。本記事は情報提供を目的としており、特定の取引所の利用を推奨・順位付けするものではありません。手数料・取扱銘柄・キャンペーンは変動します。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。